ハーモニカ

2006年8月12日の夜の出来事

父と長男と次男と3人が期せずして同じ日に帰宅し、家族がいきなり増えた日の夜、気分が良かったんでしょう、父が、お得意のハーモニカを聞かせてくれました。その時は弟の家族も奥さん以外は皆来ていたので、都合9名の演奏会みたいになりました。

父のハーモニカは、今の若い人がやっているようなフォークやジャズのシーンで演奏される小さなハーモニカではなく、昔よく、テレビやラジオで放送されていたハモニカ野郎とか、ハモニカ小僧、ハモニカバンドみたいな、もっとダイナミックで、クラシックからポップ系まで幅広く演奏するハモニカです。

父は少年時代にセミプロのハモニカ奏者から直接手ほどきを受け、殆んどの曲は吹きこなすことができます。というかできました。昔は。
とにかく、若い時分は本当にすごいテクニックで、いろんな曲をダイナミックに演奏して見せてくれていました。

十八番はいーまは山中今は浜、いーまは鉄橋渡る…という汽車の歌。それを最初はゆっくりゆっくり、まるで蒸気機関車が今まさに動き始めているように、蒸気を出す音とか汽笛の音とかを交えながら(もちろんハモニカで)、だんだん早く、それもシュシュポポシュシュポポと走っているように演奏するのが得意で、そんな事ができるのは、うちの父だけでしたから、とても自慢にしていました。それと、軍艦マーチなどの軍歌などです。

でも今は77歳。とても息が続きません。昔とは比べ物にもならない演奏なんですが、それでも子供達や弟の子供達も目を丸くして喜んでいました。

演奏は童謡やクラシックにまで進んでいきました。
とても貴重な演奏なのに、どうやらだんだん子供達は飽きてきてしまったようです。父もそれを感じて、いつしかハモニカを置いてしまいました。

私と弟は もう少し聞いていたかったんですけどね。
posted by ヒロト at 22:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | 父の思い出
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